
「データフィード管理ツール」の活用方法

皆さんはGoogleショッピング広告やCriteo、Facebookダイナミック広告などに代表されるデータフィード広告は実施されていますでしょうか?データフィード広告市場の成長に伴い、データフィードの効率的な運用が求められています。本コラムでは「データフィード管理ツール」の仕組みと活用事例に関しご紹介します。
データフィードの活用機会が増加
近年、Googleショッピング広告やダイナミック広告など、データフィードを用いた施策を実施する機会が増えてきました。
20年10月にはGoogleショッピングタブへの無料リスティングの展開も始まり、データフィードを用いた施策は、EC事業者にとって避けては通れない施策となっています。
Google無料リスティングに関しては、以下の記事をご確認下さい。
データフィード項目を自由にカスタマイズ
Googleショッピング広告をはじめとしたデータフィードを用いる施策は、データフィードの精度が施策効率に大きく影響を与えます。可能な限り、詳細で正確な情報をデータフィードに入力するようにしましょう。
とは言え、マスターデータ内のフィード情報を書き換えたり、新たにフィード項目を追加することは簡単に行える作業ではありません。
その際、役に立つのがデータフィード管理ツールとなります。
データフィード管理ツールでフィード項目を適切に設定すれば、Googleマーチャントセンターなどで発生するエラーも解消することができるでしょう。

データフィード管理ツールの仕組み
データフィード管理ツールの位置づけ
皆さんは、マスターデータとメディアとの接続はどのようにされていますか?
多くの方は、以下のようにマスターデータをそのままメディアに接続しているのではないでしょうか?

データフィード管理ツールはマスターデータとメディアの間に設置します。図に表すと以下のようになります。

データフィード管理ツールは、マスターデータとメディアの『懸け橋』、もしくは『ハブ』としての役割を担っています。
データフィードは、「マスタデータ→管理ツール→接続メディア」の順番で受け渡されていきます。
『懸け橋』の役割として設置されたデータフィード管理ツールですが、ツール内でデータフィードの内容(「商品ID」や「金額」など)を自由にカスタマイズすることができます。
弊社のおすすめ管理ツール「dfplus.io」
弊社ではフィードフォース社の提供する「dfplus.io」というデータフィード管理ツールを利用しています。
「dfplus.io」はカスタマイズできる領域が広く、直感的に操作できるUIやサポート体制の充実など、優れたデータフィード管理ツールとしておすすめです。
次のステップでは、こちらの「dfplus.io」の実際の画面を用いながら、データフィード管理ツールの具体的な活用方法を紹介します。
株式会社フィードフォース / データフィード管理ツール 「dfplus.io」
データフィード管理ツールができること
データフィードに関し、以下のような要望はありませんか?
- 項目内の空欄を埋めてフィード内容を充実させたい
- 連携メディアごとにフィード内容を変更したい
- 受け渡すフィード内容を制限したい
データフィード管理ツールを介して、フィードをカスタマイズすれば、上記のような要望も簡単に実現することが可能です。
活用事例①:項目内の空欄を埋めてフィード内容を充実する
フィード内容の充実は、各種施策の効果を高めるための有効な施策となります。メディアへ受け渡すフィード項目はなるべく空欄を避け、埋めるように設定しましょう。
以下では例として、フィード内の項目「説明文(description)」の一部に空欄が見られた場合の対処法を紹介します。
「dfplus.io」ではルール設定を使い、『もし××が〇〇のとき、△△を■■する』のようなルールを設定することができます。
今回の場合は「説明文(description)」が空欄の際に、「ブランド名+ブランド名カナ表記+商品名+カラー」を自動挿入するルールを設定し、空欄を埋める対策を行っています。

活用事例②:連携メディアごとにフィード内容を変更する
連携するメディアにより必要なフィード項目が異なりますが、「dfplus.io」では主要な連携先メディアのフォーマットが予め用意されています。
Facebookダイナミック広告のフィードが必要な際は、「dfplus.io」管理画面の作成手順を進めるだけでFacebookカタログ用のフィードを用意することができます。


尚、自由にフィード項目を設定できるカスタムデータフィードも用意されているので、フォーマットがないメディアであってもフィードの作成が可能です。
活用事例③:受け渡すフィード内容を制限する
データフィード管理ツールからメディアに受け渡すデータフィードの内容に制限を掛けることも可能です。
例えば、商品単価の高い商材だけでデータフィードをつくりたい場合などが活用事例として挙げられます。
この場合はルール設定で条件付けし、「商品価格(price)」が〇〇〇〇円以下の際に、フィードから【除外する】と設定します。

まとめ
データフィード管理ツールの活用シーンをイメージいただけたでしょうか?
精度の高いデータフィードを用意することで、各施策の効果も向上しやすくなり、自社サイトの売上アップも期待できます。
弊社ではデータフィード管理ツール「dfplus.io」を用いてフィードの改善を行い、施策効果を高めた事例が多数ございます。
フィードの管理・最適化でお困りの際は、弊社のお問い合わせよりご連絡下さい。