
【Facebook広告】配置ごとのアセットカスタマイズについて仕様と活用方法の紹介。

Facebook広告では、FacebookをはじめMessenger、Instagram、Audience Networkへ広告を掲載することができます。広告の掲載先もFacebookニュースフィードやInstagramストーリーズなど多岐にわたり、それぞれの掲載先に応じて推奨されている画像や動画サイズがあります。Facebook広告では≪配置ごとのアセットカスタマイズ≫という機能を活用すれば、1つの広告で管理・設定が可能です。
そこで今回はFacebook広告の≪配置ごとのアセットカスタマイズ≫を活用してどのようなことができるのかを紹介します。
配置ごとのアセットカスタマイズについて
先にも少し触れましたが、配置ごとのアセットカスタマイズとは、1つの広告でアセットとして配置ごとに異なる画像や動画などを設定できる機能です。配置ごとに設定できる項目は下記の通りです。
- 画像や動画
- 広告テキスト
- リンク先

Facebook広告では配置ごとにFacebook(2021年10月から社名がMetaに変更)が推奨している画像や動画の縦横比があり、配置ごとのアセットカスタマイズを活用すれば、配置ごとに適切なサイズの画像や動画を設定することができます。
参考:【Metaビジネスヘルプセンター】配置ごとのアセットカスタマイズについて
配置ごとのアセットカスタマイズの設定方法
配置ごとのアセットカスタマイズは配置、またはあらかじめ指定されているグループ単位で設定を行うことができます。配置のグループはこちらから確認ください。
実際に管理画面を見ながら設定方法をお伝えします。
1.Facebook広告アカウントの広告編集画面を開く
2.クリエイティブにてメディア(画像または動画)を選択し、編集したい配置のグループまたは配置を選択

3.選択した配置のグループまたは配置でメディアやテキスト、リンク先を設定する

4.設定内容に問題がなければ、画面右下の保存をクリック
5.その他の配置のグループまたは配置で1~4と同じ手順で設定を進める
6.広告編集画面でそれぞれの配置で設定した内容を確認する

上記手順で配置のグループまたは配置ごとにメディアなどの設定が完了です。広告編集画面でもメインテキストや見出しを設定する項目がありますが、配置のアセットカスタマイズを使用した場合は、配置のアセットカスタマイズの内容が優先されます。また、広告編集画面に表示される配置は広告セットで設定した配置が反映されます。例えば、Instagramストーリーズのみ広告セットの配置で設定した場合は、フィードなどその他の配置を広告編集画面で設定できないので、ご注意ください。
活用例
実際にどのようなケースでこの機能を活用できるのかご紹介します。
クリエイティブタイプや訴求ごとにアセットを分ける
同じ内容の画像や動画を縦横のサイズごとに複数用意して広告配信に使用することはFacebook広告に限らずよくあるケースだと思います。そのような場合に活用することが可能です。Facebook広告では配置ごとに画像や動画のサイズを推奨としています。
配置のグループ | 配置 | 推奨サイズ |
---|---|---|
フィード インストリーム動画 | Facebookニュースフィード Facebook インストリーム動画 Facebook Marketplace Facebook グループフィード Facebook 動画フィード Instagram フィード Instagram 発見 Messenger 受信箱 | 1080 pixel x 1080 pixel |
ストーリーズ アプリとサイト | Facebook ストーリーズ Instagram ストーリーズ Audience Network ネイティブ、 バナー、インタースティシャル Audience Network 動画リワード Messenger ストーリーズ | 1080 pixel x 1920 pixel |
右側広告枠 検索結果 インスタント記事 | Facebook インスタント記事 Facebook 右側広告枠 Facebook 検索結果 | 1200 pixel x 628 pixel |
また画像サイズに限らず、例えばFacebookとInstagramで媒体の特色に合わせた画像やテキストを用意して設定すれば親和性の高い広告を作成することが可能です。またFacebookでは見出しや説明も設定できますが、Instagramでは見出しと説明が設定できないので、Instagramの本文中にFacebookで設定している見出しや説明の文言を設定してテキスト内容の最適化も可能です。
配置ごとに計測パラメータを分ける
配置ごとにリンク先URLを分けることができるので、Googleアナリティクスなどの計測用パラメータを配置ごとに分けて設定し計測することも可能です。Facebook広告はパラメータ設定時に動的に計測できる変数も用意しているので、そちらも活用できます。
まとめ
配置ごとのアセットカスタマイズは最初の設定で少し手間がかかりますが、広告のパフォーマンスを最大化させるためには設定することをおすすめします。ただ、あまりにも複雑に設定してしまうと管理漏れや設定ミスが起こりかねないので、管理できる粒度で設定ください。