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LINE広告で認知度を高めるリーチキャンペーンとは?

「LINE広告を始めたいけど、リーチキャンペーンって何?」
「ほかのキャンペーンと何が違うの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
LINE広告には、様々な目的に応じたキャンペーンタイプがあります。その中でも「リーチキャンペーン」は、多くの人に情報を届けることに特化した、非常にシンプルかつパワフルな機能です。リーチキャンペーンの基本から、他キャンペーンとの違い、そして設定の仕方をみていきましょう。

リーチキャンペーンとは? その目的と仕組み

リーチキャンペーンは、設定したターゲットユーザーに広告を「できるだけ多く」表示させることで認知度を向上させることを目的とした広告配信手法です。

仕組み:ユニークユーザーに表示
リーチキャンペーンは、広告が同じ人に繰り返し表示されるのではなく、設定したターゲット内で「ユニークユーザー(重複しないユーザー)」に広く表示されるよう最適化されます。

他キャンペーンとの違い

LINE広告には、目的に応じて複数のキャンペーンタイプがあります。
リーチキャンペーンがどの位置づけにあるのかを整理してみましょう。

キャンペーンタイプ主な目的特徴
リーチ認知度向上多くの人に広告を届ける。潜在層へのアプローチに強い。
トラフィックWebサイトやLPへの訪問広告を見た人に「行動」を促す。
コンバージョン購入・登録などの成果獲得ユーザーを絞り込み、効率的に成果を狙う。
エンゲージメント友だち追加・投稿反応の増加既存ユーザーとの関係性を深める。

リーチキャンペーンは「まず広告を見てもらう」段階を担う、いわばファーストタッチの入口です。
購買や登録といった行動を直接ゴールにしませんが、後続のキャンペーンへとつなげるための重要な土台になります。

成功のためのターゲティングのコツ

ターゲティングは”広め”に設定
リーチキャンペーンの目的は「できるだけ多くの人に見てもらう」こと。
そのためあまりに細かくターゲットを絞ると、表示機会が減ってしまいます。
まずは性別・年齢・地域など基本条件で広く設定し、配信データを見ながら調整するのがおすすめです。

フリークエンシーを意識
広告は1回見ただけでは記憶に残りづらいもの。
とはいえ、同じ人に何度も見せすぎると関心が薄れたり、煩わしく感じたりといった“広告疲れ”を招きます。
適切な接触回数となるフリークエンシーの設定が必要です。

インプレッション・リーチ・フリークエンシーの違い

リーチキャンペーンを理解するうえで欠かせない3つの基本用語を整理してみましょう。

  • インプレッション:広告が「何回」表示されたか(表示回数)
  • リーチ:広告が「何人に」表示されたか(ユニークユーザー数)
  • フリークエンシー:1人あたり「平均何回」広告が表示されたか

例えば、リーチが100人、インプレッションが300回の場合、
300 ÷ 100 = フリークエンシーは「3回」となります。

このフリークエンシーが何回かによって広告を見たユーザーに認知してもらえるかが左右されます。

  • 低すぎる場合(例:1回)→ 記憶に残らず、認知につながりにくい。
  • 高すぎる場合(例:10回以上)→ ユーザーが飽きたり、不快感を覚える可能性がある。

つまり適切なフリークエンシーを保つことが、認知度を高めつつ好印象を残す鍵です。

LINEでのフリークエンシー設定方法

LINE広告では、フリークエンシーの設定を柔軟に行うことができます。

キャンペーン設定
キャンペーン全体の配信期間を設定します。

広告グループ設定
ここで広告グループごとの配信期間とフリークエンシーを詳細に調整できます。広告グループの配信期間は最大90日までしか設定できません。また、広告グループの期間内でも上記で設定したキャンペーン全体の配信期間外では配信は行われません。

  • フリークエンシー上限:1ユーザーに最大何回表示するか(1~10回)。
  • フリークエンシーの間隔:同じユーザーに再表示するまでの日数(1~31日)→ 例:7日で設定すると、7日に1回のペースで配信。
  • 配信期間:最大90日まで設定可能。期間を過ぎると自動停止する。
フリークエンシーのイメージ

注意点
・キャンペーンの「配信期間」は広告全体の枠組み。終了するとすべての広告が停止します。一方、広告グループ単位の「配信期間」はそれぞれ独立しており、他のグループが動いていれば広告配信は継続されます。

・フリークエンシーの上限は一度設定すると上限を引き上げることは可能ですが、引き下げる(上限の回数を減らす)ことはできなくなります。
フリークエンシー期間も一度設定すると期間の延長や短縮ができないため、注意が必要です。

・もし90日以上の長期配信を行う場合は、グループを複数に分けて期間をずらすことで対応可能です。ただし、全体のフリークエンシー上限を考慮し、重複しないよう設計することがポイントです。

配信実績例
商材や期間、設定内容によって、結果は異なりますが、以前LINE広告のリーチキャンペーンを配信した際の実績も記載しますので是非参考にしてみてください!

フリークエンシー7回、フリークエンシーの間隔7日で設定
CPM0.05円
クリック率0.11%
CPC48円

まとめ

LINE広告のリーチキャンペーンは、認知度を高め、潜在顧客にアプローチするための強力な手段です。

「まずは多くの人に知ってもらいたい」
そんな明確な目的を持つ場合、リーチキャンペーンは最も効果的な選択肢になります。

このキャンペーンを通じて、あなたのビジネスとユーザーとの“第一印象”を築き、次のエンゲージメントや購買へとつなげていきましょう。