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検索広告とは?初心者の方でもわかる基本を解説します

検索広告と聞くと、Web広告の中でも代表的な広告とは知っていても、詳しくは知らないため自然と避けてしまっている人もいるのではないでしょうか?

検索広告経験者の方でも、検索広告について説明を求められるとすべてを解説するのは難しいほど実際のところはかなり複雑です。

そこで今回のコラムでは、これから検索広告の担当をされる広告主様、Webマーケティングを勉強し始めたいという方向けに、検索広告の基本を解説いたします。

検索広告とは?

検索広告とは、検索エンジンにてユーザーが検索した際、検索結果のページにテキスト広告を掲載できる広告メニューです。
検索エンジンとは、GoogleやYahoo!といったメディアが代表的です。
また、検索広告は、検索連動型広告や、SEM(Search Engine Marketing)といった呼び方をすることもあります。

日本での検索エンジンのシェアはGoogleが約75%、Yahoo!が約20%となっているため※1、検索広告の出稿を検討される場合は、この2媒体に出稿することで、検索ユーザーの大半にリーチすることができます。

※1参照元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan#monthly-201905-202005-bar

検索広告の最大の強みは、広告主が広告を表示させたいキーワードで検索が行われた際に広告主の広告が検索結果に表示できるため、商品やサービスに対してすでに関心を抱き情報を求めているユーザーにアプローチできる点です。ここで述べているキーワードに関しては、また別のコラムでご紹介いたします。

検索広告でできること

検索広告はWeb広告の中でも運用型広告に分類され、様々な設定をすることが可能です。前述した内容と併せて、その他にできる内容について、下記にまとめています。

  • 広告アカウントの作成は誰でも簡単に無料でできる。
  • 広告アカウントがあれば配信可能任意のキーワードを指定して、そのキーワード、もしくは近しいキーワードが検索されたときに広告を掲載できる
  • 配信のスケジュールを時間単位で調整できる
  • エリアやデバイスなど指定したユーザーだけに広告を配信できる広告文を自分で考え、掲載することができる
  • サイトへのリンクだけでなく、タップで発信できる電話番号を表示したり、住所を表示させることもできる
  • 目標を設定すれば、機械学習を用いて目標を達成するために自動で最適化をしてくれる
  • 広告の成果(クリック数などの数値)を広告アカウントの管理画面ですぐに確認ができる

リスティング広告は非常に柔軟性が高いためパソコンひとつあれば、だれでもどこでも運用できるからこそ日々の運用が重要になります。

発生する費用について

検索広告は、街で見かける看板広告やテレビCMとは費用体系が異なります。発生する費用や課金体系については以下の通りです。

発生する費用について

  • 最低出稿額はなく、100円からでも始められる
    ※出稿したいKWの検索ボリュームによって広告予算は異なります。
  • 予算の管理を日単位で実施可能。柔軟に予算の調整ができる

課金体系について

  • ≪クリック課金型≫のため、クリックされて初めて費用が発生する
  • 実際のクリック単価はクリックごとに異なる
  • 1クリックの上限単価を広告主側で指定することが可能
     ※設定によっては超過する場合もあります

表示される位置について

※こちらはYahoo!アプリの検索結果です

Google、Yahoo!ともに検索結果の上部に広告枠があり、最大で4つ表示されます。
掲載を希望する広告主が多い検索語句によっては検索結果の下部やデバイスがPCやタブレットの場合は2ページ目以降に掲載され、モバイルだとGoogleはもっとみるをクリックするとそれ以降に掲載されます(モバイルのYahoo!は2ページ目以降に掲載されます)。その掲載位置の決定方法については、次のセクションで説明します。

広告の掲載位置を決める入札制について

先にも少し触れていましたが、検索広告の掲載される位置や掲載されるかどうかは入札制を採用しています。
その入札には、【上限入札単価】と【広告の品質】から算出される≪広告ランク≫で決定します。
その広告ランクの算出方法について下記にまとめてみました。
なお、下記以外にも広告ランクの算出には様々な決定要因があるため、
詳細は別のコラムでご紹介いたします。

●上限入札単価:広告グループやキーワード単位で設定した1クリックあたりに出せる金額
●広告の品質:推定クリック率、検索語句と広告の関連性、ランディングページの利便性など様々な要素からリアルタイムに算出される数値(※広告の品質は管理画面で数値の確認ができません)
●広告ランク:上限入札単価×広告の品質

例)
 A社:上限入札単価<120円>×広告の品質<5>=600
 B社:上限入札単価<100円>×広告の品質<8>=800
 C社:上限入札単価<200円>×広告の品質<2>=400
▼この場合の表示順▼
B社⇒A社⇒C社

この広告ランクが高い順に検索結果の上位に表示される仕組みになっています。
より上位に表示されるほど、クリック率が高くなり流入数が増えるので、
検索広告の運用ではいかに上限入札単価を抑えながら、広告の品質を高めていくかが重要になります。※2

※2参照元:Google広告 広告の掲載順位とランクの仕組み

まとめ

検索広告でできることや掲載される仕組みについて、今回のコラムで触れてみました。これから検索広告に携わる人や基本を押さえたいという方にとって役に立てると嬉しいです。