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『Yahoo!ブランドパネル』とは?スマートフォンにも出稿できるように!

 皆さんがYahoo!を使って調べごとやYahoo!の各サービスを利用される際に、PCであればブラウザTOPで、スマートフォンであればYahoo!アプリを利用されることが多いと思います。その画面の検索窓のすぐ近くにある広告枠をご存知でしょうか?おそらくほとんどの方が一度は目にしたことがあるかと思います。ここ最近では、静止画だけでなく、動画でもよく見かけるようになりましたね。
 この広告枠はYahoo!が提供している『Yahoo!ブランドパネル』という広告枠です。数ある広告の中でもこの『Yahoo!ブランドパネル』は利用者の目に触れる機会も多いので、広告主様から広告を掲載したいと弊社にもご要望をいただきます。

 今回のコラムでは、その『Yahoo!ブランドパネル』に広告を掲載したい方に向けて直近のアップデートも含めてご紹介したいと思います。

Yahoo!ブランドパネルとは

 『Yahoo!ブランドパネル』(通称:ブラパネ)は、冒頭でも述べた通りYahoo! JAPANトップページのPCでは検索窓の右下あたり、スマートフォンでは検索窓と各サービスアイコンの間にある広告枠のことを指します。

参照元:≪Yahoo!公式ヘルプページ≫PCブランドパネル(静止画・動画)について

PC版
スマートフォン版(アプリ)

 スマートフォン版(アプリ面)に関しては、2020年11月24日より広告枠の提供が開始されました(※Web面は2020年6月15日より提供開始)。Web面には以前から出稿が可能でしたが、Yahoo!アプリにも出稿できるようになったので、スマートフォンユーザーにより幅広くアプローチできるようになりました。

Yahoo!ブランドパネルの仕様について

ブラパネは出稿ハードルがあった?

 Yahoo!ブランドパネルは、2020年12月現在PC・モバイルともYahoo!ディスプレイ広告(運用型)から出稿することが可能です。2019年2月までは予約型の広告(純広告)として取り扱われていたため、広告商品に設定されていた金額を用意できない広告主にとっては出稿ハードルの高い広告枠でした。

 2019年2月にPC版に関してはYahoo!ディスプレイ広告の一広告枠として出稿できるようになり、2019年5月にはそれまで最低入札価格というものが設定されていましたが、それも撤廃されました。
そのため、これまで広告主によっては出稿ハードルの高かったYahoo!ブランドパネルも現在は最低出稿額のない入札制によって比較的に簡易に出稿することが可能です。

※一部の広告アカウントのみ取り扱い可能なため、全広告主が対象ではありません。
※Yahoo!ディスプレイ広告は旧YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)です。

参照元:≪Yahoo!公式ヘルプページ≫【YDN】PCブランドパネル(静止画)の最低入札価格撤廃のお知らせ

スマートフォン ブランドパネルの出稿はキャンペーン目的を【ブランド認知】を選択する必要があり、ブランド認知のキャンペーンでは日予算の設定額が2021年3月時点で50,000円以上としなければ配信できない仕様となっています。そのため、最低出稿額といった明確な金額がございませんが、ある程度の予算を準備する必要がございます。

参照元:≪Yahoo!公式ランニングポータル≫【運用型の効果的な利用のために⑥】キャンペーン目的「ブランド認知」の活用方法

費用はアクションに対して発生

 先にも述べましたが、2019年2月より純広告から運用型広告になったため、PC版に関してはYahoo!ディスプレイ広告のキャンペーン作成時に指定したキャンペーン目的に応じた課金方式(クリック課金など)で費用が発生します。キャンペーン目的別の課金方式はYahoo!公式ヘルプページをご参照ください。
最低入札価格も撤廃されているため、上限入札単価を任意に設定することも可能です。

参照元:≪Yahoo!公式ヘルプページ≫目的別のキャンペーン作成について

 スマートフォン版 Yahoo! JAPAN アプリのブランドパネル枠は『ビューアブルインプレッション課金』になるため、広告の表示が課金の対象となります(※2021年1月現在)
※ビューアブルインプレッションとは、インターネットユーザーの視認領域に広告が表示された際のインプレッションです。

参照元:≪Yahoo!公式ヘルプページ≫ビューアブルインプレッションとは

ターゲット設定はYahoo!ディスプレイ広告の仕様で設定可能

 Yahoo!ブランドパネルの出稿はYahoo!ディスプレイ広告からの出稿になるため、PC・スマートフォンともにターゲットの設定はもちろんYahoo!ディスプレイ広告の仕様になります。サイトリターゲティングやサーチターゲティング、属性によるターゲティングも可能なので、アプローチしたいユーザーに絞って出稿ができます。

Yahoo!ブランドパネルの出稿方法

 Yahoo!ブランドパネルへの広告掲載はPC・スマートフォンともにYahoo!ディスプレイ広告の『プレイスメントターゲティング』を設定することで可能です。プレイスメントターゲティングの設定方法はこちらを参照ください。

 Yahoo!ブランドパネルの配信設定及び、入稿規定をデバイスごとにまとめました。

PC

▼配信設定▼

キャンペーンの目的サイト誘導、コンバージョン、動画再生
プレイスメントターゲティングの設定【toppage.yahoo.co.jp】をプレイスメントURLに指定してリストを作成しプレイスメントの設定を行う
(※PCブランドパネルのみに配信したい場合のみ実施。同一キャンペーン及び、広告グループでPCブランドパネル以外の広告を出稿する場合は対応不要)
広告の設定広告入稿規定に沿った広告を用意

▼広告入稿規定▼

【静止画】

アスペクト比1:1
最小ピクセルサイズ600x600
ファイルサイズ3MB以下
ファイル形式GIF、JPEG、PNG
アニメーション不可
ALTテキスト不可
注意事項画像内に明確に目視できる社名及びサービス名を入れる必要があります
(※ロゴでも可)

【動画】

アスペクト比16:9もしくは1:1
最小ピクセルサイズ640x360もしくは600x600
(※アスペクト比に合わせる)
ファイルサイズ200MB以下
ファイル形式.mp4
その他 詳細下記公式ヘルプページ参照

参照元:≪Yahoo!公式ヘルプページ≫PCブランドパネル 広告仕様

スマートフォン

▼配信設定▼

キャンペーンの目的ブランド認知
プレイスメントターゲティングの設定【m.yahoo.co.jp】と【news.yahoo.co.jp】をプレイスメントURLに指定して、それぞれ個別のリストを作成しプレイスメントの設定を行う
(※広告グループの推奨設定は表下で解説します)
広告の設定広告入稿規定に沿った広告を用意

 【m.yahoo.co.jp】はスマートフォン版Yahoo! JAPANのトップページ(Web面、アプリ面)、【news.yahoo.co.jp】はスマートフォン版Yahoo! ニュース(Web面)が配信対象となります。
掲載面ごとに推奨入札価格が異なるため、それぞれの掲載面でプレイスメントリストを作成し、広告グループをわけて運用することが推奨されています。


▼広告入稿規定▼

【静止画】

アスペクト比16:9
最小ピクセルサイズ640x360
ファイルサイズ3MB以下
ファイル形式GIF、JPEG、PNG
アニメーション不可
ALTテキスト不可
注意事項画像内に明確に目視できる社名及びサービス名を入れる必要があります
(※ロゴでも可)

【動画】

アスペクト比16:9
最小ピクセルサイズ640x360
ファイルサイズ200MB以下
ファイル形式.mp4
その他 詳細下記公式ヘルプページ参照

参照元:≪Yahoo!公式ヘルプページ≫スマートフォン ブランドパネル 広告仕様

 なお、Yahoo!ブランドパネルへの広告掲載に限ったことではありませんが、訴求したい商品/サービスが、Yahoo!の定めるポリシーに反する場合は、審査不承認となり広告掲載ができません。掲載前に反掲載制限、販売制限を確認する必要があります。

まとめ

 今回のコラムでは、Yahoo!のトップページに広告を出す方法について、触れてみました。純広告扱いの時には出稿のハードルが高かったため、手を出しづらいメニューでしたが、現在はそのハードルも下がり柔軟なターゲット設定もできるのでぜひ試してみたい施策のひとつではないでしょうか?

 2020年11月からはスマートフォン(アプリ面)にも掲載できるようになったので、ぜひこの機会に配信を検討してもらえると幸いです。