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Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)で1つの広告グループにターゲットリストを複数設定することが可能に

2021年2月24日にYahoo!ディスプレイ広告(運用型)のターゲティング機能のアップデートがローンチされ、1つの広告グループに対して、ターゲットリストを複数設定することが可能となりました。

本コラムでは、今回のアップデートの詳細と、それに伴って変化することについてご説明いたします。

アップデートの詳細

アップデートの対象となるターゲティング機能

今回のアップデートの対象となったのは下記の3つのターゲティング機能です。

①サーチキーワードターゲティング

②サイトリターゲティング

③プレイスメントターゲティング

1つの広告グループに複数のターゲットリストを設定可能に

前述した3つのターゲティング機能はこれまでは、1つの広告グループに対して、配信・除外それぞれ1件のターゲットリストしか設定することができなかったため、広告グループ数が多くなってしまい、入稿作業に時間を要したり、管理や調整に手間がかかっていました…。(※サーチキーワードリストは配信のみ)

アップデート前

今回のアップデートにより、1つの広告グループに対して複数のターゲットリストが設定でき、ターゲットリスト毎に入札価格調整率を設定することで、配信の調整が可能となります。(※1つの広告グループにつき、各ターゲティングのリストを配信と除外あわせて10件まで設定可能)

アップデート後

アップデートによる変化

広告グループをまとめることで、広告グループ毎の入札を変更する必要がなく、広告の入稿作業も簡易化され、工数の削減となります。

また自動入札の導入が進んでいる中で、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)のコンバージョンを目的とした自動入札でも「入札価格調整が利用可能なターゲティングは、広告グループは分割しない」ことがベストプラクティスとして推奨されているため、今まで以上に運用パフォーマンスが向上するアップデートなのではないかと考えています。

ただし、広告グループをまとめるということは、各ターゲティング毎にクリエイティブを分けることはできなくなります。どうしても分けたい場合は、広告グループを分けて運用するしか方法はないようです。

まとめ

今回はYahoo!ディスプレイ広告(運用型)の最新のアップデート情報を取り上げました。Yahoo!広告を含む多くの広告プロダクトで自動入札機能での運用が推奨され、パフォーマンスを向上させるためには、アカウントの構造に関する知識と知見が必要となってきています。自動入札機能を最大限使用するためのアップデート情報は逃さないようにしましょう!